ホーム > 昇龍道大使・活動紹介 平出淑恵氏
昇龍道大使とは
昇龍道大使は、昇龍道の自然、歴史・文化、食等を広く海外に紹介することにより、昇龍道に関する外国人の興味と関心の喚起を図るとともに、昇龍道を訪れる外国人旅行者数の増加を図るため活躍いただいています。
- 平出淑恵氏
- 中野良子氏
- 袁文英氏
◉平出 淑恵氏プロフィール
酒サムライコーディネーター
株式会社コーポ・サチ代表取締役
日本航空入社後、乗務の傍らソムリエ資格取得。
日本ソムリエ協会理事、日本酒蔵ツーリズム推進協議会運営委員などを務める。
「Sakeから観光立国」をスローガンに、日本酒を通じて日本文化や地方を世界に紹介する活動に尽力。
「昇龍道大使」
私がJALにCAとして採用されたのは民営化前の1983年でした。乗務経験が10年になろうとする1992年に、仕事の専門性を高めたいとソムリエの資格を取りました。その後、海外のワイン関係者との交流を深めていた2001年、ある蔵で搾りたての大吟醸を飲んだとき、「この利き猪口には日本が詰まっている、日本酒は日本そのものだ」と感じたことがきっかけで、ワインで知ることのできた素晴らしい共感の輪を、日本そのものである日本酒を通じて世界に伝え、広げていくことができるのではないかと思いました。
大きな内需で国家運営してきた日本が、少子高齢化にともない縮んでいくのを、日本酒を国際化することで海外に日本そのものである日本酒を理解し、日本に親しみ、全国に広がる酒処を訪問する人たちを増やしていくことができるのではないかと思ったのです。それは、すでにワインの世界が実現していることです。日本酒を世界に紹介し、その価値を上げていくことは、今の私たちにしかできない次の世代のためにしてあげられることではないでしょうか。昇龍道プロジェクトで、中部・北陸の酒蔵に海外の観光客を呼び込む昇龍道銘酒街道推進会議のお手伝いしたのをきっかけに、この9県のインバウンド推進事業を知り、官民の皆さんが集まったこの組織とミッションにたいへん感動しました。昇龍道大使就任は大き過ぎるお役ですが、「Sakeから観光立国」を目指して起業した私にはたいへん大きな励みです。
入社当時、上司や先輩から「会社は半官半民だけれど、JALの鶴丸マークは半分以上日の丸を背負っている。その気概で乗務せよ。」と教育されましたが、今、日本酒のプロモーションなどで海外に対するときには、この気持ちが甦ります。世界の皆さんに一杯の日本酒で共感の輪を広げていきたいです。